こんにちは。吃音あり・言語発達ゆっくりKくんを育てる母です。
私は、慎重派・心配性で、行動する前からマイナス方向に考えすぎてしまう性格です。
完璧主義で自己肯定感が低い面もあり。
こんな性格だから、心がもやもやして不機嫌になることもしばしば。
でも最近、少しづつ生きやすくなってきたんです。
この記事では、筋金入りの心配性・完璧主義の私が、心のもやもやを解消して楽しく生きるための行動4つをお伝えします。
こんな性格だから楽しく生きるのは無理だと思っている方、諦めないでくださいね。
1つでも実践できれば、楽しく生きるきっかけが掴めるでしょう。
もやもやの原因はアウトプット不足
アウトプットの敵は完璧主義
もやもやする原因は人によって様々です。
私が思う1番やっかいな原因は、自分の頭にインプットしたものをアウトプットできないこと。
- インプットは、知りたいことなどの情報を自分で集めること
- アウトプットは、学んだことなどを表現すること
私の場合、こんな感じ。
「自分が学んだことや考えたことを人に伝えたいんだけど、なんて言ったらいいのかまとまらない」
「自分の意見を言ったら、人からどう思われるのか不安」
「きちんとした意見を持ってから話すべきだから、今はアウトプットよりインプットしないと」
つまり、完璧主義でさらにマイナス思考だと、自分が今考えていることや伝えたいことを外に表現することがとっても苦手。
アウトプットすることが一種の恐怖に感じられることがおわかりいただけるでしょうか。
アウトプットすることが「生きること」
こんな状態を変えたいと思っていた頃、偶然読んだ本にこんな一文を見つけます。
鬱々としている人の多くは、考えるだけで行動せず、頭でっかちになっている「グルグル星人」です。グルグル星人は、情報が思考系脳番地と感情系脳番地をグルグルと行き来していて、アウトプットされないので、気分が鬱々としてくるのです。
加藤俊徳・吉野加容子(2014年)『脳を育てる親の話し方』青春出版社(P39)
※脳番地とは、運動や思考など「担当する機能や動き」によって、大きく8つに分けられた脳の部位のこと
著者は脳科学の先生で、子どもが「自分で考えて行動する脳」になるために必要なことの一つとして紹介されていた一文です。
思考系脳番地は、脳の出口ではありません。脳の出口は体を使って行動する運動系脳番地や、しゃべったり書いたりするときに使う伝達系脳番地。思考系脳番地で考えたことを、これらの脳番地を使ってアウトプットしてこそ、「生きる」ことにつながります。
加藤俊徳・吉野加容子(2014年)『脳を育てる親の話し方』青春出版社(P40)
インプットばかりでなく、アウトプットしてこそモヤモヤは晴れていく。そしてそれが「生きる」ことにつながるんです。
アウトプットとは、つまり行動。
人は何かを表現・行動してこそ「生きている」ことを感じられる。痛いところを突かれたような思いでした。
行動を促すために必要なのは、性格と行動を分けること
行動をすればいいとわかってもできないから困っている、そう思われる方が大半でしょう。特に、はじめの一歩を踏み出すのが大変な私のような方には。
そんな方に、ぜひ知ってほしいことがあります。
「自分に行動を促すために必要なのは、性格と行動を分けること」
これは、以前参加したぺアレントプログラムで自分を客観視した結果、わかったことです。
すぐに変えられないもの=性格)慎重派で心配性なので、何事も考えすぎてしまう性格
すぐに変えられること=行動)考えた後に少しでも行動にうつしてみる
私の場合、たくさん考えた後に結局何も行動できていないことが問題でした。
性格はすぐには変えられない。でも、行動なら変えられる。たくさん悩んでたくさん考えて、最後に少しでも行動ができれば、それでいいんです。
「まずはやってみることが大切。だから何も考えずにやってみろー!!」と言われても、無理。だって、何事も考え込んでしまう性格を変えるのはとっても大変だから。
だから、そこを変えようと思わなくていいんです。
たくさん悩んでたくさん考えて、最後に少しでも行動ができれば、それでいい。
変えられないところ(性格)を認めた上で、変えていけるところ(行動)を少しずつ変えていくことが大切なんです。
脳の成長が進まない人の特徴に「考えているだけで、実践しない」というものがあります。あれこれグルグルと考えているだけ考えて、いざ行動するとなると躊躇してしまうので、「自分の考えが合っていたのか」という結果を得る機会が少なくなります。
加藤俊徳・吉野加容子(2014年)『脳を育てる親の話し方』青春出版社(P39)
行動しても失敗するかもしれない‥‥‥と不安になる気持ち、わかります。
でも、失敗を恐れて行動しないと「自分の考えが合っていたのか」の結果が得られないので、ずっともやもやが残ってしまうんです。
たとえ自分の考えが間違っていたとしても、行動できただけで脳は成長する。
これを繰り返していくうちに、心のもやもやが晴れ、自信もついてくるはずです。
では、具体的にどんな行動から始めたらいいのでしょうか。
ここではアウトプットを広い意味で捉え、4つの行動を取り出します。
- 話す
- 書く
- 運動する
- 寝る
詳しくみていきましょう。
心のもやもやを解消する行動1)話す
話すことで頭が整理される
1番手軽な行動は、人に自分の思いや考えを話すこと。
人に話すことで頭で考えていることが整理され、新しい考え方をみつけられることもあります。
身近な人に自分の気持ちや意見を素直に伝えることが、最初の行動となるでしょう。
読心術をやめると人付き合いが楽になる
そんなことわかっているけど、人に本音や悩みを話すのは苦手‥‥‥
完璧主義で自己肯定感が低い人は、常に周りからの評価や視線を気にしているので、自分の思いを周りに伝えることに抵抗があります。
「本音を言ったらどう思われるだろう」
「嫌われたりしないだろか」
私もそんなことばかり考えてしまい、人に本音や悩みをぶつけることを恐れていました。
でも、私がいくら心配したところで「人が自分のことをどう思うのかは、自分ではコントロールできない」のです。
これは、心理学者アドラーの「課題の分離」という考え方。
詳しくは次の機会で述べることにしますが、アドラーの本でこの考えを知った時、私の生き方を変えてくれる考え方に初めて出会った気がしました。読心術はやめて、自分の意見をきちんと伝える行動をしようと思えたのです。
これ以来、少しずつ人付き合いが楽になっていきました。
もちろん、これをやめるのは一筋縄ではいきません。今までの人生、読唇術に磨きをかけ続けてきたのですから。
会話の反応を気にしすぎない、メールの返信を気にしすぎないなど、少しずつ「今日は気にせずに過ごせた!」という日を増やしていき、いつの間にかそれが日常になっていることが理想です。
最近は、悩んでいること・やってみようと思っていることについては、家族に早めに相談することにしています。完璧に自分の意見がまとまってからするのではなく、まとまらない時こそ、早めに相談すべきなんです。
完璧主義で心配性で物事をマイナスに考えがちだけど、周りに相談ができる。意見がまとまってなくても、思いを伝えてみようとしている。それでいいんです。相談できるということが、立派な行動です。
心のもやもやを解消する行動2)書く
書くだけで悩みや課題が明確になる
モヤモヤした時にするべき行動の2つ目は、紙やブログに思いを書くことです。
自分の頭だけで悩んでいても、整理することができません。
とにかく何かに書き出してみるだけで、自分の悩みの原因や、これからやるべきことが明確になります。
体験談)「グルグル星人」の私が一歩踏み出した
このブログを作ったのも、私が行動した結果です。
ここまでいくのに大変時間がかかりました‥‥‥
「ブログなんてどうせうまくいきっこないんだからやらない方がいいかも」
「お金をかけてまでやる意味があるのかな」
「人に見られてどう思われるのか怖いな」
実際にやってみないとわからないことばかり考えてうじうじ。心配性の私は、なかなか始められませんでした。
でも、私の周りに「失敗しても学べることがある」と背中を押してくれた人がいました。
そのおかげで、今書き続けられています。行動できたんです。
結果や人の目は気にしなくていい、失敗してもいい。むしろ失敗を経験するためにやっているのかもしれません。
たとえそれが結果に結びつかずお金の無駄になってしまうようなことになっても、私はその経験を得て一回り成長できるんです。
それでもやっぱり、書き始めるのに抵抗がある方へ。
書きたい内容や、文章スキルなどを完璧に学んでから書こうとしていませんか?
ある程度学んだら、あとはもう書きながら成長していくんです。
「できるようになってから行動する」ではなく「できない自分のままでも行動してみる」こと。
まずは行動してみるのが、成長の第一歩です。
心のもやもやを解消する行動3)運動する
考えがまとまらないときこそ、散歩が最適
「頭の中がもやもやでいっぱい」
「自分の考えがまとまらない」
「そもそも考えが浮かんでこない」
結局そんな時は、運動するのが1番。
運動といっても、何か準備がいるわけではありません。ウォーキングやジョギングからで十分。
もやもやしたときこそ自然の中で思いっきり体を伸ばし、散歩やジョギングなどの有酸素運動を行う。すると、いつの間にか気分がスッキリしてきます。
考えを寝かせるという意味でも、散歩は最適。
外山滋比古の著書『思考の整理学』によると、考えはすぐにどうこうするのではなく、寝かせておくことが大切。寝かせて寝かせて、そのうちに今まで考えてきたことが一気につながり、まとまるといいます。
そしてそれには、散歩が最適なんだそう。
心配性はすぐに問題を解決したがるので、問題を抱えたまま散歩することは至難の業かもしれません。
でも、凝り固まった頭でスッキリした答えを出すことは不可能。
そう諦めて、外に出てみてください。
「楽しいから笑うんじゃない、笑うから楽しい
「楽しいから笑うんじゃない、笑うから楽しい」という言葉があります。
自分という入れ物の中に心が入っている、このような二元論の考えは、多くの人が(無意識にでも)思っていることでしょう。自分の中心には心(気持ち)があり、私という物体は全て心がコントロールしている、という感覚のことです。
でも最近、思うんです。「気持ちは自分が思っているほど、盤石ではないのかもしれない」と。
ちょっとしたことで、心は楽しくもなるし、悲しくもなる。
運動して体が楽しい、気持ちいいと思えば、意外と心もそれに引っ張られるものなのだ、と。
心と体は切り離して考えられるものではなく、一体として成り立っている。
運動を続けてみたことで、このことを少しずつ実感しています。
心のもやもやを解消する行動4)寝る
きちんと寝た方が効率的
これもよく言われていることだけど、もやもやした時は全てを諦めて寝ること。
考えがまとまらない時は、全て忘れて一旦寝る。
寝ているうちに脳が働き、起きると頭がスッキリして考えがまとまることが多くあるそうです。
心配性で完璧主義な性格だと、頭に残っているもやもやをきっちり解決してから寝たいと思ってしまいがち。翌日スッキリした脳で取り組む方が利点が多いし、寝れば解決するとわかっていても、粘ってやってしまうことがあるのが私の悪い癖。
最近は、パソコンはなるべく昼の時間帯だけ使い、夜は本を読んだり諸々作業をするなど、眠くなったらすぐに寝られるようなものだけするようにしています。
イライラするのは「脳」のせい
これと逆に、もやもやの原因が寝不足にあることもあるでしょう。
私の場合、寝不足か生理前はもやもや(イライラ)具合がアップします。
ちょっとしたことでイライラするのは、あなたが悪いわけではなく、脳活動のパターンのせいなのだ。自分の感情をうまくコントロールできないように感じたら、夜はパソコンやテレビの電源をオフにし、すり切れた神経をゆっくりと休ませよう
トレーシー・アロウェイ、ロス・アロウェイ(2013年)『脳のワーキングメモリを鍛える!』NHK出版(P299)
寝不足の時は何をやっても脳がうまく働きません。脳が保護モードになり、基本的な認知メカニズムの電源を落とす、とも言われています。
0か100かの白黒思考が強い性格だと、何か1つでも悪いことがあると、世界中が真っ黒に見えてきてしまいがち。寝不足でもやもや具合が最高潮になときに悪いことでも起これば、もう自分でも感情がコントロールできないくらいに爆発してしまったり。そして爆発の後は決まって自己嫌悪。自己肯定感が下がる。悪循環です。
そんな自分を一歩引いて俯瞰できるといいですね。
私が今爆発しちゃったのは、自分のせいではなく脳が上手く働いていないからだ、と。自分が悪いわけではないけど、寝るという行動を早めにとるべきだと気付けることが大切です。
もやもやしている時に寝ることは少し勇気のいることだけど、やってみる価値は大きいでしょう。
まとめ
筋金入りの心配性・完璧主義の私が、心のもやもやを解消して楽しく生きるための行動4つをお伝えしました。
- 話す
- 書く
- 運動する
- 寝る
1つでも実行できれば、モヤモヤが少しずつ晴れて、楽しく生きるきっかけが掴めるます。
心に引っ張られずに、楽しく生きていきましょう!!
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